穴あけに使う器具
ホールを開ける手段として、ピアスガンもしくはピアッサー(穴を開ける為の簡易器具、多くは耳たぶ用)を使用する場合が非常に多いです。これは雑貨屋やアクセサリー屋、ドラッグストアなどで簡単に購入でき、流通が爆発的に普及している為です。
ピアス愛好者達が好んで使用する道具はニードルです。見た目は注射針そのものですが、実際は注射針よりも太く作られています。また近年はピアス用に特化された特殊ニードルもあります。
ニードルの場合は先端が刃物のように鋭くできており、とても切れ味がよく皮膚に負担を与えません。負担がかからないという事は、ピアッシングの時の痛さも少ないというです。
よく切れる包丁で切った傷と、切れ味の悪い包丁で切った傷、どちらが早く治るでしょうか?もちろん前者です。刃先が鋭ければ鋭いほど、傷の周囲の皮膚に与える圧力が少なく余計な傷を作らずに済みます。
ニードルを使う場合、耳たぶのピアス穴あけは一瞬で終わり、痛みも強くありませんので、麻酔の必要もありません。
ピアッサー
ピアッサーにもいろいろ種類があります。軟骨ピアス14G、耳たぶの厚い人用(軸が長め)、軸が太いピアス14G(※ボディーにしたい人むけ、ホールを拡張したい人におすすめ)など。
ピアッサーを購入するときに、ピアスの穴専用の洗浄液も買っておいたほうがいいです。最近ではフープ状のものをしてる人の画像もよく見かけます。
普通、メンズでもレディースでもファーストピアスには肌への影響のすくないチタン製のものを使います。
ピアッサーを購入したら、店でピアスを開けてくれる提携している病院の紹介があったり、リストをもらえるので、病院でホールを開けたい人はそれを利用するのも方法です。
特に下腹部などのボディーピアスの穴は病院で開けるのをおすすめします。ピアッサーではさすがに無理です。ニードルで、ちゃんとしたスタジオとか病院でホールを開けたほうが安全です。
ニードル・ピアスガン・ピアッサーの違い
違いはその鋭さにあります。二ードルは医療用ステンレスで作られた刃物であり良く切れる為に余分な皮膚組織を壊さず、スマートにホールを作ることが出来ます。
一方、市販のピアッサーやガンは、医療用の器具ではないため、それほど鋭利ではなく、ピアスの穴あけの際に皮膚組織を破り、内部にも大きなダメージを残すこともあるのです。
ピアッサーは刃物ではないので、細胞をグチャグチャにしながら押しこむため痛みを伴うと思います。
ピアッサーには先の尖ったスタッド(ピアス)がもともと装着されていて、それを無理矢理皮膚に押しこみます。このスタッドは刃物ではないので、無理矢理突き刺すのは身体にとって非常に負担になります。
おへそやラビアに限らず、人間の皮膚は硬く丈夫にできているのでスタッドが最後まで貫通せずに途中で止まって痛い思いをしたという話もよく聞きます。
最近はピアッサーの先にニードルが付いているものがあり、ニードルで開けるから大丈夫だよと言って開けてる店もがあるらしいです、所詮ピアッサーはピアッサーで切れ味が全然違うのでお間違いないように。
ボディーピアスの穴を開ける場合
ボディーピアス、例えばへそピアスをする場合、おへその形は人それぞれです。縦長のおへそもあれば、まんまるのおへそもあります。おへそのサイズにあわせて正しい長さのピアスをいれる必要があります。
また、耳たぶと違っておへそは特によく動く場所なので負担がかかりがちです。間違ったものをいれるとホールに更に余計な負担がかかってしまいます。
市販のピアッサーに装着されているはワンサイズのストレートバーベルなので、おへそにフィットせずホールに負担をかけてしまいます。(他に鼻用や軟骨用などもありますが、全て不適切な装着がされています)
ニードルであける場合は、まずおへそのサイズを測りあなたにあった長さのカーブドバーベルを用意してからあけるので、サイズが合わない心配はありません
カーブドバーベルはだ円状に曲がっており、おへそにフィットするのでピアスホールへの負担を最小限に抑えられます。
痛みが不安な方は病院で穴を開ければ局所麻酔もありますのでご安心下さい。ボディ(耳の軟骨も含む)は、痛みを伴うため、穴あけの前に局所麻酔をします。麻酔をすると、痛みは感じません。
穴が完全に定着したら
約6~8週間後、ピアス穴が完全になったころ、穴あけ用(医療用)をはずすためにピアススタジオや医院へ行くことをお勧めします。
ご自分ではずす場合は充分な期間をとり、ホールが完成したのをよく確認して下さい。穴あけ用のものをはずした後は、好みのピアスをつけることができますが、ポストは18K以上のもの、または医療用ステンレスが望ましいです。
1年間はなるべく太めのポストのを使用するか、時々、最初に装着した「穴あけ専用の医療用のもの」をつけて、穴の縮小を防ぐことをお勧めします。