どこでピアス穴を開ければいいの?
通常、耳たぶに穴あけして付けるものを(耳)ピアスと呼んでいますが、ピアスは耳たぶ以外の場所にもすることができます。おしゃれやファッションを楽しみたい方は、まず皮膚の一部にピアスホール(穴)を作る必要があります。
では一体、穴あけはどこですればいいのでしょうか?もちろん自分でしてもいいのですが、金属アレルギーや衛生面の問題など、いろいろと注意するべき点も多くあります。
ピアスは基本的に付けっぱなしにして、取り外すことがないため、素材も医療用のステンレス(サージカルステンレス)やチタンなど、人間の体と相性が良い(生体適合性が高い)素材でできています。
ただし、人間の体は異物を排除するようにできているため、どこにでも穴あけができるというわけではありません。安定する場所・位置というのはある程度決まっていて、それぞれ部位や入れ方で決まった名前も付いています。
また、耳たぶ以外の穴あけは自分ではやらないほうがいいです。へそなどのボディーにしろ、ラビアにしろ素人考えでやってしまうと感染症のおそれがあるからです。
特におへそはピアスの形状が直線ではないため、病院など専門家のところで開けないと大変危険です。専門的な知識と経験がある医療機関、またはピアススタジオで行いましょう。
自分で穴あける
自分で穴あけする場合は、市販のピアッサー(ピアッシングガン)、またはニードルを使うことになります。
よく安全ピンや画びょうを使ってする話を聞きますが、これは大変危険です。安全ピンなどを使うのは感染症の原因になりますので絶対にやめましょう。
最近では、通販での販売サイト専門店のHPで購入されてる方が多くいますが、通販グッズで穴をあける際、開け方を間違えると傷口からバイキンが入って化膿することもあります。
一番大事なのは感染症などの病気にならないことです。ご自分でピアスの穴を開ける際には、穴あけ後の処理不十分でトラブルになることが多いので気を付けて下さい。
また、金属アレルギーがある場合には金属アレルギー対応のピアッサーもありますので、よく確認してみましょう。
下記の器具を使ってホール(穴)を開け、拡張して慣れてきたらセカンドにパールなどを使います。
- 医療ステンレス製ピアッサー
- 樹脂製ピアッサー
- 医療用ステンレス+チタンコーティングピアッサー
- セルフ型ピアス穿孔器ピアッサー
穴(ホール)を大きくすることを拡張といいますが、ホールがまだない状態で、穴あけをすることをピアッシングと呼びます。器具をピアッサーと言います。ピアッシングで初めて取り付ける、専用のファーストピアスをスタッド(STUDS)と言います。
スタッドとは、ポストが曲がっておらずストレートになっているもので、ポストの後をキャッチと呼ばれるフープが二つ並んだような形の金具で留めます。
ピアッシングを行って間もないホールは、穴の内側に皮膚が覆われていない通常の傷と同じです。この状態でスタッドを取り外すと、穴は直ぐに塞がってしまいます。
スタッドを4~6週間ほど外さずにしていると、穴の内側に皮膚が覆われてトンネルができるので、その後はファーストピアスを取りはずしてもホールは塞がらなくなります。
友達にあけてもらうのはNG
お医者さん以外の人は、ピアッサー(ニードル、ピアスガン)を他人に使う事は、法律で禁止されています。
友達に穴を開けてもらうように頼むのではなく、必ず自分自身でお使いください。また、何かあった時に友達に嫌な思いをさせることになります。
ピアスは自分の体に穴をあける=傷をつける行為です。そしてその傷口に、一ヶ月以上刺しておくことになります。
穴あけくらい・・・と気楽に考えがちですが、人間の体は思ったよりデリケートなのです。ピアスの穴あけは自分の体に傷を付けるという点を忘れないでください。
感染症にならないことが第一です。まずは、近くの衛生管理の行き届いたピアススタジオか、知識がある医療機関を探して相談してみるといいでしょう。
通販で販売しているゴールド 、シャネルやティファニー 、ダイヤ、ニップル、パール、ビビアン、アガットなどのファッションブランドピアスをかっこよくつけたいなら専門スタジオでピアッサーの方にやってもらうか、病院の皮膚科で開けてもらいましょう。
ピアススタジオであけてもらう
ピアススタジオは、穴あけに関する専門的な知識・経験を持っているので、耳たぶはもちろん、おへそや乳首などのボディピアスをしてもらうには、穴あけ知識に乏しい医療機関よりも頼れる存在でしょう。
注意点は衛生面です。ニードル(穴あけに使う針)の使い回しなどをしている、いい加減なスタジオもあるようですので、衛生面の確認は怠らないようにしましょう。
いくら消毒をしているからといっても、ニードルの使い回しをしているスタジオは絶対にダメです。経験豊富で、かつ衛生管理がしっかりしたスタジオを探しましょう。
ピアス用穴あけは医療行為です。本来は医療機関に許されている処置です。穴あけ直後には消毒などの処置が必要となります。
ピアススタジオ、ショップなどで穴あけをした後、化膿や金属アレルギー、感染症などのトラブルで来院する方も多数います。
穴あけは十分に滅菌処理された器具で穴をあけてもらう必要があります。ばい菌が入らない、感染しない、衛生面で信用できる病院で施術してもらいましょう。
病院に行ってあけてもらう
ピアスの穴あけは医療行為なので、本来は医療機関で行われます。なので、一番は医療機関での穴あけをおすすめします。
ピアスに限らずフープアクセサリーなどを乳首やへそ、耳、口などにつける場合はホールをあける位置を確認して、病院の皮膚科でニードルなどで開けてもらいましょう。
最近は、ボディピアスが流行っており、特にへその穴あけは、気軽にされる方も多いようですが、穴あけ後のトラブルが多い部分なので、極力信頼のできる病院で施術してもらうのがよいです。
ボディピアスは穴をあける位置が非常にむずかしいので、お近くの病院にいって施術をお願いしましょう。もしトラブルが起きても大丈夫なように、皮膚科のある病院は押さえておいて下さい。
ただし、専門的な知識を持っていない病院も多く、トラブルになっている事例も多くありますので、医療機関ならばどこでもいいというわけにはいきません。
まずはピアスの穴あけに関する知識を持った病院・医療機関、美容外科や整形外科、皮膚科を探すことがポイントになります。