サイクロン掃除機とは?仕組みや吸引力・欠点などを徹底解説!

日常家電

最近、掃除機の調子が悪くって、そろそろ買い替え時かも・・・。そういえば今、サイクロン式掃除機ってどうなんだろう?

なんだか、ハイテクノロジーな機械が搭載されてて今までの掃除機よりいいかも!・・・なんて思っていませんか?

きちんとサイクロン式掃除機について知っておかないと、購入してから「やっぱり前の掃除機の方が良かった・・・」なんて思いをすることになっちゃいます。

ここでは、そもそもサイクロン式掃除機ってどんなものなのか、昔からある掃除機(紙パック式)とどう違うのかについてまとめています。

 

サイクロン式掃除機とは

サイクロン式掃除機とは、集めたゴミを掃除機本体の中でクルクルと高速回転させる(遠心分離させる)ことでゴミと空気を分離する方式の掃除機のことを言います。

ゴミと空気が遠心分離されることで、分離されたゴミだけが本体内部にある収納スペースに入り空気は外へ排出されていきます。

 

サイクロン掃除機の仕組み

昔からある紙パック式の掃除機というのは、掃除機本体にある収納スペースに紙パックを設置して、ゴミをためていきます。

空気は外へ排出されますが、収納スペースがゴミでいっぱいになると空気の排出がうまくいかなくなるため、次第に吸引力が落ちていきます。

これに対して、サイクロン式掃除機は掃除機本体の中でゴミと空気が分離される仕組みになっていますので、長い期間使っても吸引力はほとんど下がりません。

 

サイクロン掃除機の方が吸引力が高い?

吸引力だけで見れば、紙パック式の方が高い場合が多いです。(サイクロン式は200W~400W、紙パック式は400W~600W)

ただ、使い始めた時の吸引力がどれだけ長く続くかという「吸引持続力」という点については、サイクロン式の方が上回っているんです。吸引持続力です。吸引力ではありません。

昔からある紙パック式は、使えば使うほどゴミが溜まっていきますよね。ゴミがたまると吸った空気がうまく外に流れていかなくなりり、使っているうちに吸引力が弱まっていきます。

ゴミがいっぱいになって紙パックを交換すると、また吸引力が復活します。弱まっては交換し弱まって交換し・・・の繰り返しです。

サイクロン式は、使い始めたばかりの吸引力が、ずーっと長く続くというイメージですね。

全く吸引力が落ちないわけではありませんが、紙パック式と比べれば問題にならないくらい軽微です。

 

サイクロン掃除機の欠点は?

サイクロン式掃除機も良いことばかりではありません。欠点もあります。それはお手入れが必要なことです。

紙パック式に比べて、使い始めた時の吸引力が長く続くサイクロン式ですが、全く吸引力が落ちないというわけではありません。

細かなゴミや汚れがフィルターについてしまうと、少しずつではありますが吸引力が弱まっていきます。

なので、たまにお手入れをする必要があります。基本的にはサイクロン部分も、まとめて水洗いすることができます。

カンタンなように見えますが、紙パック式はそもそも紙パックを捨てるだけでいいのでお手入れ自体が必要ないです。

ただし、最近ではサイクロン式でもフィルターのないフィルターレス式のものが出まわるようになりましたので、お手入れが面倒という方はフィルターレスがオススメです。

 

サイクロン式と紙パック式との違いは?

サイクロン式と紙パック式の違いをまとめると以下の通りです。

⓵吸引力だけなら紙パック式の方が高い
サイクロン式:200W~400W 紙パック式:400W~600W

②吸引持続力はサイクロン式が高い

③お手入れは紙パック式の方が便利である
サイクロン式:水洗い、紙パック式:紙パックを捨てるだけ
(※但しフィルターレスのサイクロン式だと同じくらい)

④ランニングコストはサイクロン式が高い
(サイクロン式:何も購入する必要がない 紙パック式:紙パックの購入が必要)

 

まとめ

サイクロン式、紙パック式どちらか良いのかは人それぞれです。両者の特徴や違いをよく考えた上で検討してみて下さいね。

サイクロン式掃除機はこんな方におススメ!

・使い始めの吸引力が長く続くような掃除機が欲しい方
・わざわざ紙パックを購入する手間や費用が気になる方
・たまにお手入れするのが煩わしく感じない方
(⇒煩わしい方はフィルターレス式のサイクロン掃除機がオススメ)

 

紙パック式掃除機はこんな方におススメ!

・徐々に弱まっていくが強い吸引力が欲しい。
・ゴミ捨てやお手入れが清潔に済ませたい方。

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