ファーストピアス選び

ピアスの選び方

チタン製が最も安全

ファーストピアスは、穴をあけてから落ち着くまで着けておくもので、通常のピアスより2倍の太さがあります。ファーストピアスは、チタン製が最も安全です。チタン製といっても、中にはチタン合金のがありますので注意してください。

 

チタン合金、18金、ステンレス製のピアスなどには、銅・ニッケル・コバルトなどの不純物が含まれている場合があります。

 

これらの不純物がまだ皮膚で覆われていない傷に直接触れ続けると、金属アレルギーや金属かぶれを起こしやすくなります。100%チタン製ピアスをファーストにすることで、これらの問題は解消されますので選択には十分に注意をされるのが良いでしょう。

 

穴あけを行った直後は、穴の内側に皮膚がない状態なので、スタッドが直接皮膚のない部分に長期間触れています。ですので、ファーストピアスの素材選びには注意が必要です。

 

初めてのピアスを正しく選ぶことは、穴あけ成功の大きな鍵になります。生身の体に穴をあけるのです。少しではあっても出血もしますし、けがをした状態と同じで体を守ってくれる皮膚がない状態なのです。

 

金属アレルギーの人も安心!

金属アレルギーを起こす確立は当然大幅に増加します。また皮膚では気付かない程度のアレルギーだった人がピアスをしたことで悪化し、アレルギーになったと思い込むこともあるようです。

 

統計でもした人はしていない人と比較して二倍近くの人が何らかのアレルギー症状を訴えていると言う結果が出ています。

 

ですからデザインや予算、好みだけで選ぶのではなく初めてのピアスは慎重に選ばれることをおすすめします。

 

必要以上に金属アレルギーを恐れる必要はありませんが、正しく理解して適切な処理をすることで余計なトラブルは避けられます。

 

通常は医療用ステンレスに、純金コートしたものが多いです。金属アレルギーがある方は、アレルギー反応の少ない素材をコーティングされたものを選びます。

 

チタンコートされたチタンピアスは、汗などで成分が溶け出したりしないので、金属アレルギーの方でも安心して付けられます。

 

スタッドのポストの長さ

スタッドのポストの長さの種類は、スタンダードタイプとロングタイプがあり、耳の厚さで選択します。このポストの長さも重要です。スタッドを耳に装着した状態で、ポストの位置が前後に動かせるだけのスペースがあることが望ましいです。

 

消毒する際に、長めのポストでスペースがあると、その隙間のポストに消毒液をつけることが出来るからです。そして、ポストを前後に動かすことで穴の内側まで消毒液を浸透させることができ、アフターケアがしやすくなるのでトラブルを防げます。

 

スタンダードタイプは、ポストの部分からキャッチまでの間が6mmで、ロングタイプは8mmです。統計によると日本人の成人の耳たぶの厚さは、7割の人が6mm以上なので、ほとんどの方は最初にロングタイプを選ぶのが良いと考えられます。

 

スタッドのポストの太さの種類は、太めのものを選択するのが良いです。ファーストピアスでホールが完成した後、セカンドを装着する際に、太いポストで完成させた大きめの穴の方が、皮膚を傷つけにくく初心者の方でもセカンドが装着しやすくなるからです。

 

ピアスホールの完成期間

ホールの完成は、人によります。ホールが落ち着くまでは大体4~8週間ほどかかりますので、その後もシャワーや消毒をして清潔にしておきましょう。

 

軟骨の場合だと約4ヶ月でホール周辺の腫れ、赤みが無くなりますが、触ると少しまだ痛無場合もあります。ホール開けて1~2年も経てばくらいはさすがに大丈夫です。無理やりピアス穴を拡張してもOKです。

 

穴あけ後の注意点

分泌物が出る

穴開け直後より出てくることがありますが、1週間程で出なくなります。化膿による膿ではありませんので、心配ありません。ピアスの開け方でのトラブルの一番は、化膿です。

 

穴に雑菌などが入って化膿するとズキズキ痛いです。病院によっては、穴をふざがずに治療してくれるところもありますが、自分で穴あけをした場合は、たぶんファーストピアスを外して穴がふさがる、最悪だと傷が残る場合があるそうです。

 

アレルギー性接触性皮膚炎

ピアス穴をあけて3週間しても分泌物が治まらず、赤みや痒みなどが起きてきたら、アレルギー性接触性皮膚炎がおきた事になります。これは装着している金属が長期間皮膚の内部と直接接触したために生じるアレルギー性接触性皮膚炎です。

 

この場合は装着しているピアスを取り外せば治まりますが、しばらくすれば治るとか、もったいないから外せないなどで無理をして装着を続けていると、これらの症状が悪化しケロイドとなる場合があります。

 

ピアスヘッドや留め金の皮膚への埋入

ピンが耳たぶの厚さに比べて短かく、ヘッドや留め金が皮膚を圧迫して傷を作った場合や、アレルギー性接触性皮膚炎でただれた場合に、ヘッドや留め金が皮膚の中に埋もれてしまうことがあります。

 

しこりができる

アレルギー性接触性皮膚炎が長期間続くと、しこりができてきます。医学的にはリンパ球様腫瘤と言われています。

 

ケロイドになる

しこりがさらに大きく盛り上がってくるとケロイドになります。ケロイドとは赤く盛り上がった硬いでできもので、自然になくなる事はなく、徐々に大きくなります。治療は安易な外科的切除は再発を起こしますので、専門的治療が必要です。

 

ピアスホールが裂ける

外側近くに穴を開けている場合に起きる場合があります。何かに引っかかりその勢いで穴が裂けてしまいます。裂けた部分はそそままでは塞がりませんので、手術で縫い合わせる必要があります。

 

ピアス穴開け後にトラブルが生じた場倍は、必ずはずし、医療機関を受診されてください。そのうちに治ると思われる方が多いのですが、治りません。

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